平成28年度 第3研修室
ブランディングで企業価値を高める
「ブランド」という言葉を聞くと、有名な大企業の名前が頭に浮かぶのではないでしょうか。時計なら「ロレックス」、バッグなら「エルメス」など私たちの心に何気なく蓄積されたイメージがあるはずです。実は、これこそが「ブランド」であり、多くの企業が「ブランディング」という、ブランドを創り上げるためのプロセスに力を注いでいます。
ブランディングの目的は「企業価値の向上」です。普段、私たちが無意識に「○○といえば△△」と感じていることは、実は企業がブランディングにより消費者に伝えたい「企業価値」を、ロゴマークや商品パッケージ、CMなどの宣材ツールに意図的にデザインとして反映させることで、私たちの潜在意識に働きかけているからです。
競合他社が乱立する現在、私たち地方の企業も自社の企業価値を高め、消費者の心に自分の会社「らしさ」を植え付けることが重要ではないでしょうか。そこで、私たちはブランディングに成功している中小企業の事例を参考に、その方法と宣材ツールへの反映の仕方、そして、その企業がどのように評価されるようになったのかを学びます。
企業価値の向上は、他社と差別化ができ、価格競争に陥らない長期的な成功をもたらす資産になります。これを事業所作りに活用し、更なる発展に繋げることを目標とします。